父と子


母の日の夜

長男から電話が鳴る。

と言って母の日と忘れて

あら、どうしたんだろうか?

と思い出てみたら、

なんでもない。母の日やからと。

あーそうだった。

頼まれてる物も送れていない。

そんなことを謝りながら、

新しい住居の話をしたり、

植物の話をしたり、

何はともあれ、事務所にお客様を迎えれてる

まだ仕上がってない状態だけど、仕事の打ち合わせができるようになったこと

よかった。よかった。

そんな話の途中主人が帰ってくる

電話変わって何やらモソモソ。

私はご飯の支度

途中で、話が途切れる。

主人はおしゃべりでないから、

要件の話が終わると、終わり!みたいな。

父と息子ってそんな感じなんだろうか?

朝、珈琲を下に持って行くと

パソコンの前で長男の椅子を検索していた。

黙っているけれど、ちゃんと見て知っているんだなぁ。

と、見て見ぬふりをして二階に上がった。