主人が私の写真を撮る
そんなことはめったにないもの。
何故。
それは自分の頭にしまっておけないから写真として記録しておく。
そう主人病気を発症して10年が過ぎようとしている。
薬なのか?発作なのか?
主人の頭にある記憶が薄れていく。
貯める事ができない。
主人が一番辛いことであろう。
今回の旅行も何日記憶しておけるだろうか。
これ迄にいろんなところに行ったけど全て忘れてる。
だから、タバコいっぱい吸って肺がんになって早く死にたい
とよく言う。
それが今回
私が、ここ行ったあそこ行った
で、あーしてこーしてって話す
聞く方は全く記憶がないからふーん
おまえよう覚えとるな〜という。
そんな中
主人が、自分は全然覚えてないけど、周りのみんなの記憶に残るなら
それでいい。
だから、お前と思い出をこれからつくって生きたいと
今回夫婦ふたり旅になった。
さみしい話だが嬉しいような
これからの人生
夫婦仲良く過ごしていきたい。